(19)根尖性歯周炎

平成31年2月22日地域の掛かり付け歯科医院で左側下顎7歯(奥から
2番目)の虫歯治療を受けた後歯の噛み合せに痛みを感じ、5月10日に
噛み合せ
を再治療して頂きました。

噛み合せ再治療後も痛みは残り6月4日に再三噛み合せ治療をして頂いた
際、下の歯が割れているので
次に削る時は上の歯を削ると言われました。

事前にレントゲンと歯型を取って治療に当ったにもかかわらず歯の噛み合
せにこれ程まで手こずるに
は他に原因があるのではと疑念が湧きました。

睡眠時無呼吸症候群治療でマウスピース治療通院中の大学病院歯科口腔外
科外来を訪れ診察して頂きました結果根尖性歯周炎と診断されました。

医師の説明では、歯の内部(髄腔)には神経・血管等(歯髄)が収納されてお
り、加えて多数の細菌が生息
していると言います。
むし歯が進行すると歯がしみる症状(歯髄炎)になり放置すると細菌により
歯髄壊死に至ります。

症状は歯の色が変わる・冷たいものがしみなくなりやがて歯根の尖端にあ
る神経・血管の入ってくる孔
(根尖孔)から歯根の周囲(根尖歯周組織)に細菌
の感
染が広がり、病巣が拡大していきます。

その結果歯根の尖端に炎症が起きて膿が溜まった状態が根尖性歯周炎です。
以前むし歯を治療した歯からの発祥が大半です。

進行すると歯根からの炎症が広がり顎の骨(歯槽骨)内部に膿が溜まり、顎
の骨が溶けて破壊されること
や、顎の激しい痛みや腫れることにもなり得
ます。

根尖性歯周炎の治療には、歯の内部で感染した歯髄や細菌を取り除く感染
根管治療を行います。
細くて複雑に入り組んだ歯の根の内部(根管)は治療が非常に困難で、根管
の形が複雑の場合治療には1
ヵ月以上掛かってしまうことにもなります。

歯が歯肉内で縦に割れていて、歯根の一部が溶けて吸収されている事が
レントゲン画像で確認されて、
分割して抜歯する必要があると診断されま
した。

令和元年8月8日局所麻酔を歯肉周囲へ注射し、ヘミセクション(分割抜
歯)手術を歯科医師二人掛り
で行いました。
歯肉を開き歯を縦に切断分割して、一部が溶けている歯を取り除き、開い
た歯肉を縫合し、止血を施し
て終わりました。

手術後に鎮痛解熱剤と抗生物質が投薬されました。
手術当日以降も創部からの出血が止まらず、服用中の抗血栓薬を1週間中
止して止めました。
手術後2~3日は左頬や左顎が腫れて痛み、1週間程して痛みは治まりま
した。

その後は医師の指示に従い定期的に外来診察を受け定期的に通院してお
ります。
平成31年12月18日に抜歯後の診察の結果根尖性歯周炎の治療は終
了致しました。