平成23年9月21日の睡眠時ホルター心電図検査
において激しい頻脈が計測されされました。
大学病院呼吸器内科の診察を受け、睡眠時無呼吸・
低呼吸計測器スリープテスターの計測結果が無呼吸
指数9.7回/時(5~14は軽程度)と診断されました。
睡眠時無呼吸症候群とは、一晩の睡眠中に無呼吸が
30回以上もしくは1時間に平均5回以上認められ
更に一部に心拍数や血圧などの低下が現れること。
同時に酷いいびきを伴うことへの治療を行うために
マウスピースを装着して睡眠することになり、以降
通院して経過観察することとなりました。
その後半年毎に睡眠時スリープテスター計測検査を
受診しておりました。
平成30年12月9日睡眠時スリープテスター計測
の結果が無呼吸低呼吸指数(AHI)36回/時に上
昇していました。
この無呼吸低呼吸時間は最小12秒・最大86秒・
平均33秒でした。
 
睡眠中に無呼吸・低呼吸が起きる度に脳が覚醒し熟
睡出来ずに、昼間の眠気や集中力低下をきたし、居
眠り運転事故を招く原因にもなります。
 
酸素不足が長期に渡り繰返されることで、高血圧・
不整脈・肺高血圧症・心筋梗塞・脳卒中などの危険
因子になりうると指摘されております。
計測結果は重症の睡眠時無呼吸症候群に当たり、更
に睡眠中のいびきと酸素不足を調べるPSG(検査)
を受けることとなりました。
平成31年2月1日に1泊2日の個室入院でのPS
G検査を受けた結果、CPAP(持続腸圧呼吸療法)
を開始することが必要との診断に至りました。
CPAP療法とは、睡眠時に呼吸の通り道の上気道
(鼻腔)や咽頭周囲が狭くなるのを防ぐるために、機
械で圧力をかけた空気を送り込み気道を広げ無呼吸
を防止する治療法です。
睡眠時無呼吸症候群の検査費用は健康保険が適用さ
れ終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査費用が3割負担
で10,440円ですが、別途個室入院の差額ベッ
ト料が保険適用外で掛かります。
CPAP治療費用は健康保険が適用され3割負担で
月々4,5000円程度掛かります。
平成31年2月16日よりCPAP療法を開始して
3月23日の初回外来診察日に機器使用30日間の
無呼吸低呼吸指数0.7回/時と改善結果が現れた。
機器の取扱状況等の確認と継続治療を行う必要性の
看護説明を受けました。
4月27日の2回目外来診察日に無呼吸低呼吸指数
0.3回/時と更なる改善結果が現れました。
これまでの症状の変化が認識でき、日常生活に定着
させることへの看護指導を受けました。
その後は2か月に1回の外来診察をうけており、7
月21日~8月19日の無呼吸低呼吸指数0.1回/
時、9月22日~10月21日の無呼吸低呼吸指数
0.2回/時の正常値へと激減していました。
このCPAP療法結果は致命的な心筋梗塞と脳卒中
の発生率をCPAP療法前の1/3以下に低下させ
る効果があることも知り得ました。
その後、2か月に1回大学病院呼吸器内科外来へ診
察を受けに通院しており、毎回無呼吸低呼吸指数は
0.1~0.3回/時の正常値以下にあります。